2016年 12月 30日 金曜日

松本健一

原理主義
〜ファンダメンタリズム

原理主義とは、イスラム固有のものではなく、
どの民族にも生じうる普遍的な心性の思想化の概念である。
本書は、原理主義を近現代史の
一つの新しい思想軸に据えた最初の本として、
日本近代史も捉え直す。
世界各地に高まる原理主義の風潮の中で、
今後の世界の動きの見方を一新する。
(『挟撃される現代史』増補新版 )

 

発行:風人社
仕様:四六判 上製本258頁
定価:本体2,200円+税
1992年9月1日発行

装幀:高麗隆彦

 

原理主義

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松本健一(まつもと・けんいち)

<略歴>
作家・評論家
1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒。近代日本の民衆の心性(エトス)に着目した視点で、思想史を捉え直す。その刺激的な著作群は、<現地を歩く>実証精神に裏付けられている。数多くの紀行文 もある。


 本書の目次

    原郷(パトリ)の引力 普遍の心性(原理主義の現在)〜二十世紀の終わりに

 プロローグ 原理主義という思想軸

一 現代を挟撃する原理主義
二 原理主義の成立
三 ナショナリズムと原理主義(上)
四 ナショナリズムと原理主義(下)
五 カリスマの指し示す「原理」
六 二つの「革命」
七 「国粋」と「宗教」
八 原理主義革命の行方
九 「共感共苦」という精神
十 官僚制的合理化の“革命”
十一 科学(技術)という「神」
十二 自己肯定の衝動と「原理」

エピローグ <近代>を超えて

あとがき/増補・新版のためのあとがき

索引