東海道 太岡寺畷から見た鈴鹿の山並みと雲
鈴鹿川の向こうに見える山並みは、鈴鹿の山並みである。その山の上に雲が連なっている。鈴鹿馬子唄の「坂は照る照る鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」の鈴鹿を曇らせる雲だ。
マップの現地調査でも、鈴鹿峠は曇って土山は降りそうで降らなかった。マップ解説本文で、バスの運転手さんが、「土山はやはりよく雨が降る」と言ったことを記したが、琵琶湖方面から吹く風が鈴鹿の山に当たってできる雲だそうだ。
気象記録で降雨日が多いかどうかは不詳。気象庁お天気相談室に、「土山の雨について」を質問してみたが、即答していただくのは無理なお願いだった。どなたか詳しくご存知の方は、弊社あてにぜひメールでお教えください。
琵琶湖からの風は「比良おろし」でしょうか。比良おろしの風向を見ると、たしかに琵琶湖を越えて鈴鹿の山に当たる北西風だ。これが鈴鹿を越えて「鈴鹿おろし」となる。写真の太岡寺畷は、そのからっ風を正面から受ける。
『ホントに歩く東海道』第13集(庄野<井田川>〜土山<大野>)
2016年4月11日
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